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舌みがきを始めましょう👅✨
みなさま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、年末やお正月は美味しいものをたくさん召し上がられましたでしょうか?
末永く、健康に、美味しくお口からお食事をしていただけるよう、今回は「舌みがき・舌ケア」のご提案です。
大人の口の中には、300~700種類の細菌が生息しているといわれます。
よく歯を磨く人でも1000~2000億個、あまり歯を磨かない人では4000~6000億個、さらに、ほとんど磨かない人では1兆個もの細菌がすみ着いていることがわかっています。
口の中の細菌には、カンジダ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、インフルエンザ菌など、全身疾患の原因菌も含まれていて、免疫力の低下とともに増殖し、病気を引き起こすこともあります。細菌は、歯や歯茎(歯周ポケット)だけでなく、口蓋や舌の表面にも潜んでいます。お口の細菌の約6割は舌に存在しているともいわれます。
鏡でご自分の舌を見てみましょう...健康的なピンク色をしていますか?
白くなっていたり、黄色くなっていたりする場合は、「舌苔(ぜったい)」という汚れが原因と考えられ、舌が汚れてしまっている状態です。舌苔は口臭の原因にもなります。
舌の表面は細かい突起があり、うがいやマウスウオッシュだけでは、舌苔の十分な除去はできません。舌の汚れと細菌がバイオフィルムというかたまりになっているため、専用の舌ブラシでのケアが必要となります。歯ブラシで舌のケアを行うと、傷つけてしまったり、刺激が強すぎて舌の粘膜が角化することでかえって白くなったり、汚れがつきやすい状態になってしまう恐れがあります。
舌ケアの方法は、舌をベーっと前に出し、軽く舌をなぜるように舌ブラシを奥から手前に向けて動かします。力をいれずぎないように、3〜4回ほど行いましょう。
起床時にはお口の細菌数が一番多いので、朝食前に舌みがきを行うとよいとされています。
食後に汚れや臭いが気になる場合には、歯磨きの前に舌みがきを行いましょう。
舌ブラシにも様々な種類があります。当院では、おすすめのホームケア用品を取り揃えております。患者様ごとにおすすめのケア用品をご案内しておりますので、ぜひご相談ください。